[コメント] リトル・ミス・サンシャイン(2006/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
各々の理想・希望・夢・苦悩を乗せてバスは走っていく。 この辺がわかりやすく描かれていてとっつきやすい。
そのバスのクラッチが壊れるが、3速4速はクラッチ要らないからスピードさえでれば走れるってのもまた絶妙な投げ掛けに思えて、いろいろ考えさせられる。 一人で走れないと動くことさえ普通諦めてその場に留まっちゃう。 でもいざ走り出しちゃえばなんとかなる、みたいな。
一家を救おうと、必死に走り続けるおとうちゃん。 なんだかクラクションも煩くって仕方が無いのにどーにもなんない。 でもバスは目的へ着くまで停まれやしない。 そこへさえたどり着けば、きっと救われると信じて疑わない。 負けたくない。だからオリーブにも確認してみるんだ。 勝てるのかって。 おいおい、子供にすがっちゃったよおとうちゃん。 この時点で何に勝とうとしているのかを見失っていたんだね。 きっとずっと見失っていたんだ。
誰しも何かに向かって走っていくうちに、 ふと我に返ってみれば目標を見失っていたってこと 誰しも経験があると思う。
そこでの挫折が大きければ大きいほど、 時にその痛みは人の生きる力さえ奪ってしまう。 太陽を失った植物のように萎れて枯れてしまう。
そんなときはリトル・ミス・サンシャインにハグしてもらえ。
なんか、あったかくなれっから。
今まで見えていたものがベストな形だなんてのは幻想かもしれない。
大事なものってそんな目先のことじゃなく、
もっと人間の奥深いトコにあって
決して失われることなんて無いもんなんじゃないか。
誰にも奪えやしないものなんだじゃないかって。
そんな風に思えて あったかくなれる。
なにが幸せで、何が美しくって、何をすべきかは
自分が決めるのだよ。
だから堂々と、チョコレートアイスを食べなさい、
リトル・ミス・サンシャイン
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