[コメント] ディパーテッド(2006/米)
<期待し過ぎて裏切られる>という予想は見事に裏切られた。しかしそれでも及ばないオリジナルの凄さにあらためて唸る。3.9点。
演出も役者も素晴らしいのだが、あと一歩及ばないのは役者に生きる「必死さ」と「業」が足りない事。ニコルソン(コステロ)は”怪演”を観る度にいつも思うのだが「このひとはもっとイケるんじゃないの?」と。これ又いつもそれを指摘されているデイモン(コリン)を始めとして(アンディ=ラウが如何に見事だったか、という事か)、マーティン=シーン(クィーナン警部)・マーク=ウォールバーグ(ディグナム巡査部長)と今ひとつヌケ顔のキャストがぬるくしたのは否めない。ヌル顔が必死の形相を見せれば逆転もあり得たのだが。
その中でひとり気を吐いているのがもう一方の雄、ディカプリオ(ビリー)。俺の中で株を上げたが、終始オメメ真っ赤なのは逆にちょっと気負い過ぎか。
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