[コメント] 黄色い涙(2007/日)
「もし、僕らが嵐でなかったら」高度成長期編
ざっくばらんに言って、静か過ぎて退屈さえ覚える映画なのですが、
独特の空気が気に入りました。
松本潤のたどたどしくておぼこい仙台?訛り※(下で補筆)を聞いていたら、
「この5人で井上ひさしの『青葉繁れる』を撮ったらおもしろそう」と、
割と簡単に想像できました。
問題は、主人公の田島稔役を、大野智と二宮和也のどちらに振るかです。
演技の面ではやっぱりこの2人がツートップだと思うし、小柄なところもいいし。
もちろんマツジュンの役は、美少年の転校生・俊介でしょう。
でも、俊介のスカしているくせにスキが多いところは 櫻井翔っぽいから、
マツジュンには、見た目は賢そうな不出来な医者の息子ジャナリをやらせて、
お調子者のサッカー部員デコが相葉雅紀で、
残る山男ユッヘの役を、大ちゃんかニノのどちらかあぶれたほうがやって…
…と言いたいけど、ユッヘは大男のイメージだしなー……
こんなふうに、企画・構想さえない架空の映画に思いを馳せてしまうほど、
この映画が退屈だったのかと思われそうですが、さにあらずです。
何というかこう、見ていて大変ゆったりした気持ちになりました。
※後日、松潤が演じた勝間田祐二の出身地が「岩手県」だと知りました。ちぇっ、絶対仙台周辺だと思っていたのにな。
それでも、嵐版「青葉繁れる」見たいなーという思いに変わりません。リーダー大野はあごひげ生やし始め、三十路の声を聞く人的な風貌になってきたことだし、「よし、あんたがユッヘ役だ」の思いを強くしました。ほかの人(特にニノ)が年齢相応に老けないうちに、ぜひとも。(2009.6.7)
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