★3 | 失言池田総理から始まり、大人気だったミスワカサ・島ひろし(天王寺村が大阪弁と相まって凄い!)、TV局、クロンボ、ドサ周り一座、カービン銃台尻殴打事件もあった。まさにシリアスな30年代実録だ。時折寅さんの雰囲気−山田か野村かというより松竹の伝統か?
(KEI) | [投票] |
★4 | 時代から取り残された芸人世界を描いて力強い好篇。『キクとイサム』のキクみたな壺井文子に好感、渥美清の関西弁が珍しくて面白く、突き抜けた加藤嘉の酔っ払い芸が素晴らしい。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★4 | ベーシックな芸道物の悲喜こもごもの下地に幾重にも塗り重ねるが如く、貧富や人種や病苦や教育や多くの差別や格差が描かれ、そういうタペストリーを徒に纏め上げることもなく、何とかしてよ総理大臣閣下と最後に片隅から呟くようなスタンス。粋だと思う。 (けにろん) | [投票(2)] |
★3 | シリーズ前2作より切実なテーマだが、あまりにも特異な人々にスポットを当てすぎてしまい、同感の拍手を送りづらくなっているのではないか。われわれは壺井文子を見ただけで笑おうとした口をつぐんでしまう。彼女の存在はしかし、冷厳なる事実なのだ。 [review] (水那岐) | [投票] |