[コメント] さらば、ベルリン(2006/米)
当時の記録フィルムと、それにあわせたモノクロの画によって雰囲気こそ出ているが、何を描こうとしているのか、今ひとつわからない。単に格好つけようとして失敗しただけの映画、と言ったら言い過ぎか。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「戦争で生き延びたからこそ苦しい」、という哀しみをいいたいのか、それともナチスの戦争犯罪に目をつむってでもそのロケット技術がほしい「大国」のエゴを告発したいのか。
どちらも中途半端になった感じだ。おまけに、ユダヤ人質屋とジョージ・クルーニーのからみなど、未消化のエピソードまであってはいささかあきれてしまう。
ラスト部分はかなり『カサブランカ』を意識したのだろうけども、いくら外見ばかり真似しても中身がともなわない。
ジョージ・クルーニーも出番こそ多いが、単にオロオロしているだけではないか。全然、カッコよくないのだ。
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