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[コメント] 無頼漢(1970/日)
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★3爛熟江戸文化の頽廃を表した撮影・美術・音楽のコラボの成果には或る程度魅せられるが、寺山の形骸的反体制イズムと仲代のルーティーン芝居には可成りうんざりさせられる。水野VS河内山の傑物対決に庶民小沢の絡みが鈍く主人公の視座も生半可。 (けにろん)[投票]
★3天保年間の老中水野の改革に、ご存知河内山宗俊の一幕を絡ませた寺山修司のオリジナル脚本。映画というより舞台芝居感覚。語られる庶民の地獄絵は奇をてらった感じもする。又全体に展開の甘さが気になる所。色情大名の臣役で蜷川の顔が見える。 (KEI)[投票]
★3ああ、これを「天井桟敷」の舞台として観たかった!岡崎宏三のカメラと篠田組照明の白色蛍光灯的退屈は何事か。寺山修司ならではの背徳感溢れる台詞回しと展開は、篠田正浩老中の清さに漂白されてしまったか。 [review] (水那岐)[投票]