[コメント] Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!(2007/英=仏=独=米)
“映画版のビーン”としての完成度は高く、大人も子供も安心して楽しめる仕上がり。かつての栄光の単なる焼き回しではないだけ新作(新境地)を堪能できるのだ。ビーンが南仏を駆け回るロードムービーの巧さもある。…で、私はあの娘に惚れた。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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エマ・ドゥ・コーヌ嬢!なんて色っぽいんだ。個人的に完全にツボで、もっとビーンと彼女のエピソードを付加させてほしかったものだなぁと終わってから強く思うばかりでした…。TV版でもあったけど(クリスマスの話だったか?)、ビーンは女性に対して女性と思わないところがある。まぁ子供がそのままおじさんになってしまったのがビーンなので突っ込んだ話は不必要だけど、ほっぺにチュッとされてイヤそ〜な顔するビーンが、まさにビーンらしくて微笑ましいのだ。
TV版と境界線を引くか否かであるが、これが映画である以上は一定の線を引くべき。その試みが前作ではあまり評価されなかったようだが、10年ぶりの新作でもビーンには人情味がTV版では考えられないくらいプラスされている。しかしそれがプロットにおいて良い働きを促していることは明白で、ブラックすぎたりシュールすぎないほどほどの加減で物語が進行されていく。正直言ってTV版のノリで映画化されたら、私はきっとしだいに笑うのを通り越してムカついていくと思う(笑)。だから、意外に優しいビーンおじさんでいいのだ。
最後に、W.デフォーを忘れてはならない。
完璧にヨゴレを演じきったデフォーに拍手。
あの映画を最後まで見るのはちょっと無理だけどね(ギャグとしてのアイデアとしてかなり巧く、またビーンらしくて良い)。
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