[コメント] 博奕打ち 一匹竜(1967/日) - 更新順 (1/1) -
宇之吉(鶴田浩二)と師匠(河野秋武)一家の人情話が類型的で、対する鬼若一味(天津敏・遠藤辰雄)の悪事は予定調和で意地悪さが足りず、親分衆(中村竹弥・丹波哲郎)ももの分かりが良すぎて拍子抜け。刺青衆が堪能できれば好し、の企画。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
彫り物というミニマムな世界への或る程度の拘りがクライマックスの我慢大会の壮麗な男の裸品評会へと収斂するあたり任侠ものの中での特異性を堅持する。天津・遠藤の敵コンビが若干弱い一方松尾・中村・丹波のサポートは時宜を得て良。 (けにろん) | [投票] | |
任侠映画の原型を脚色して量産されたとしても、やはり90分でこれだけドラマとして成熟させるのは至難の業ではなかろうか。とにかく出演者のキャラクター配分が過不足なく脇役に至るまで演出が行き届いている。 (sawa:38) | [投票] |