「ジョン・ウー監督って、結局は、『男たちの挽歌』だけじゃん？」

なんて思ってたものの、これも案外面白い。

黒澤明ばりに、膝を折って倒れる馬のリアル描写な戦闘シーンの迫力に見入っていると、突然、人間離れした能力を持つ無敵キャラが活躍するので、思わず笑ってしまった。緊張と緩和のお笑いの基本要素か。

半笑い気味に眺めていると、ジョン･ウーのティストが少年漫画ぽいことに改めて気づく。男同士の友情、戦い、ロマン、そして･･････続く！。

戯画的なキャラ設定や鳩も含め、「やり過ぎ」感に溢れているのだけど、それをまた、何のてらいもなくやらかしてるのが、潔くて面白い（半笑いしつつ）。何しろ、戦闘シーンがやたら多く、あまり考える必要も無く楽しめる（登場人物が多い割に東洋人オンリーの役者陣なので、多少頭を使わないとこんがらがるが）。

この無茶苦茶な展開、なんだかんだ、続きが楽しみなのだ。乞うご期待！