[コメント] スラムドッグ$ミリオネア(2008/英)
映画を見終った人むけのレビューです。
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「運命」や「奇跡」といった概念に甘え過ぎ、酔い過ぎ。「あれ? この問題答え知ってる!」「あ! この答えも聞いた事ある! 超偶然!!」・・・ふ〜ん、って感じだ。これなら、本物の「クイズ$ミリオネア」を見たほうがよっぽど緊張・興奮するよ。ひとつやふたつの問題なら、「過去に見聞き(体験)して印象深かった」ってことで正解するのも納得出来るが、こうも主人公のために作られたような問題群ではね・・・、正直途中でシラけてしまった。番組と取り調べでの問答を利用して「現在」と「過去」を巧みに行き来しているつもりなのだろうが、こういうのをウマい脚本(というか構成?)とは思わないし、思いたくない。「記憶力と運が良い青年の映画」を、まるで「運命を切り開く映画」みたいなものにすり替えようとしている感じもした。
それにしても、あちらの放送事情は知らないが、生放送で監視のついていない人間に「テレフォン」なんて有り得るのだろうか。インターネット環境があれば完全に持ってかれるじゃん。ウィキペディア行かれるじゃん。30秒だっけ? まあ、ギリいけるじゃん。
ただ文句や疑問ばっかりじゃアレなんで、好きなところもいくつか挙げてみると・・・、
通り過ぎる列車と、こちらを向いた笑顔のラティカ。瑞々しい。このショットだけ際立ち過ぎて、ちょっと「浮いている」ぐらいだ。
亀田次男坊みたいな兄ちゃんの散り際。バスルームに立てこもり、大金に埋もれて玉砕という「幼稚さ」は成熟しきっていない男なりの「意地」を感じた。ただ、兄弟の関係性はもっと丁寧に描くべきだったが(特に成長してからの)。
エンドクレジットの不必要な群舞。映画全体の統一感よりもインド映画へのオマージュを優先させる、その心意気や良し。大爆笑した。
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