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[コメント] マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと(2008/米)

葛藤なき物語にカタルシスなくSO-SO
junojuna

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 Beauty,Beast,babyの三原則にのっとって愛犬映画は感動を呼ぶにたやすい物語かと思ったところ意外にもこれといった起伏のない肩透かし感の強い作品であった。まずマーリーと家族の間にある絆というものを感じさせるシーンの描写が希薄であり、さらにはせめて主人公との間では成立していて欲しい愛情の交感も微妙である。マーリーが死期を迎るまで映画は終始彼ら人生の脇に寄り添って天真爛漫であり続ける憎めない愛犬といった扱いである。「世界一おバカな犬が教えてくれたこと」とは主人公が最後に語る「犬は地位や名誉に関係なく誰でも愛情を与えた分だけ愛してくれる」という言葉に集約されているのであろうが、テーマを台詞で語ってまとめてしまうという典型的な悪い例を見事に実践してしまった。人間と犬というある意味隔たるものが大きい関係性をモチーフに愛情という情緒豊かなものを表現するには、やはり主人公とマーリーの絆の深さをドラマティックに描かないとカタルシスは生まれないだろう。コマーシャルではなく映画なのだということを肝に念じなければいけない。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)モノリス砥石[*] IN4MATION[*] りかちゅ[*]

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