[コメント] むかしの歌(1939/日) - 更新順 (1/1) -
いかにも関西の映画らしい。セリフの掛け合い。滅びゆく旧文化。昔の商家(手摺りのない階段)や運河での荷揚げ(ロケ地はどこ?)など、細部もいい。『花ちりぬ』もそうだが、この監督の撮るものには繊細さ(繊細過ぎる感も有)と気品がある。花井蘭子も◎。 (淑) | [投票(1)] | |
本作も傑作。「浜辺の歌」を劇伴に蒸気船のショット。これがまるで西部劇で出て来るような(ミシシッピ川を行くような)立派な蒸気船で驚かされる。船場横堀の兵庫屋という廻船問屋が主な舞台。明治維新後、西南戦争の少し前の話だ。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] | |
花井蘭子と藤尾純のいい距離取った関西弁の丁々発止がメロドラマを乾いたものにしており、時折現れる水のイメージがどれも素晴らしい。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] | |
私にとっては溝口健二・山田五十鈴の『浪華悲歌』より、石田民三・花井蘭子の『むかしの歌』です。 [review] (G31) | [投票] |