[コメント] ツィゴイネルワイゼン(1980/日)
名作と迷作は紙一重。芸術家の脳味噌の中を探検した気分だ。何が見えたかって?
私には鈴木清順監督が自慰している光景のように見えた。
皆さんも、そして多くの批評家が言うように、これは何かを理解する作品ではない。何かを「感じる」作品なのでしょう。
個人個人の精神・魂が映像を通して「何かに触れる」事が出来るか否かが、これを評価する基準なのでしょう。たまたま私には触れることなく通り過ぎてしまったようです。
公開当時、この「芸術映画」をリアルタイムでは観に行かなかった。”行こう”と決意して”構えて”観にいけば、”行こう”と決意した時点で既にこういった「芸術映画」の評価は決まってしまったようなものだ。
一生懸命に芸術性を探し求めながらの鑑賞になるのが常ですから・・・
今回は20年以上経って、レンタルビデオの100円均一の日に借りての鑑賞。やはり、たったの100円じゃぁ「芸術」には失礼だったのでしょうね。
ただし、数々の鮮烈なシーンは否応なく記憶に留められる事になるでしょう。
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