[コメント] 黄昏(1951/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
貧乏が嫌で、羽振りのいいにかこってもらう→結婚してくれないのでやきもき→そこへ、もっと金持ちの男が現れる→こっちの男に走る(親子ほど年が離れているのに、この男が独身だと思い込む)→男が家庭を捨てる→一緒にニューヨークへ移る→男は訳あって職がない→女は職で成功→男が家族に会いに行くと聞き、男を捨てる→仕事も持てず、女にも捨てられた男が残る
大体、男に頼ってしか生きていけない生き方に共感できない。彼女の姉は賢かった。「私の一族には、訳もなくお金を施してもらうものはいない」貧しくても、プライドだけは持つ。これこそ真の生き方ではなかろうか。
女の勘は鋭い
これは本当だと思う。脳の構造云々とも言われているが、科学的な部分だけでなく本当に女の勘は鋭いのだ。
特に、自分の惚れた相手であればなおさら。
すべてを捨ててまでついて行くような男性であるならなおさら、彼の嘘は見抜けるはずだ。苦しんでいる心のうちを理解しようともしない、キャリーの生き方には共感できない。
大体気付よ!!普通それだけ年が離れていたら、結婚してる事は承知だろうが!
…っと、同じ女として全く共感できないのだけど、とても魅力的な映画である事は確か。
それになんと言っても、字幕が丁寧!感動すら覚えた。
テニスの試合どうだった?と聞いた父に、息子が「2−1、2−0だった」と、言っているのを「ストレート勝ちだった」と訳すなど、上手いと思えるところが多々!
台詞も気が利いている。
「もし彼が幸せなら君には会いたくない。彼が不幸なら君を避けるだろう。」 そうだよなぁと共感できる言葉を、さらりと使うなんて心憎い。
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