[コメント] 若い人(1952/日) - 更新順 (1/1) -
杉村春子がやっぱりメチャクチャ面白い。あとは一貫性の無い映画で池部良、久慈あさみ、島崎雪子ら主要キャストは大なり小なり分裂している。市川崑の画面の才気も前半、中盤、後半でかなり違う。池部が窓から下を見ると一つ下の階で久慈も窓から外を見ておりチョーク?を落とす俯瞰のカットなんかは凄い造型だと思うが。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] | |
変な映画。無駄に凝ったアングル・カメラワーク・照明が「教師と生徒の恋愛」というお定まりの物語に不細工な表象を与える。俳優間の演技の巧拙の差も甚だしく、そのアンバランスは良くも悪くも気持ち悪い。杉村春子にパーカーの万年筆を「クーパー」と云い間違えさせるのは『晩春』への目配せか。どーでもいいけど。 (3819695) | [投票(1)] | |
67年の日活版を先に観たので、この生真面目で深刻な演出を重く感じてしまう。橋本先生(久慈あさみ)の理想主義者ぶりに比べて、スミ(島崎雪子)に無邪気な色気が足りず慎太郎(池部良)の葛藤が宙に浮き杉村春子の熱演もトーンが合わない。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] |