[コメント] トランスフォーマー リベンジ(2009/米)
ストーリー上のアイデアを原石のまま羅列したところで、深みは出ない。ストーリーの面白さの追求に貪欲でない映画は評価できない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
「両親の誘拐」「古代に存在していたメカは半テレポーテーションが可能」「人型メカの存在」、これらのアイデアが煮詰まれることなく原石のまま提示され、ストーリーを見せようという意気込みが感じられない。あれほどまで無邪気にあっさりとエピソードを切って捨てられるものかと感じた。
ターミネーターを見たのか知らないが、人型メカ(美女)がサム(シャイア・ラブーフ)を襲うエピソードがあるが、それがアリならミカエラ(ミーガン・フォックス)に男性型メカが送り込まれることや、寮のルームメイトのレオ(ラモン・ロドリゲス)がメカというストーリーだって考え付くはず。また、世界中にメッセージを送る中でディセプティコン側がサムの両親を利用しないのは不自然に過ぎる。斯様にストーリー上の見所を作ることを放棄したといわれてもいわれても仕方のないレベルの作品である。母親がクッキーでラリるシーン作る暇があるならアイデアを練るという事を覚えてもらいたい。
ほぼ唯一、良かったと思ったのはIMAXシアターの性能を確認できたこと。画は非常に綺麗。音も重低音でズボンの裾が細かく振動するほどの迫力。若干高いのが難ではあるが、作品によっては積極的に選びたい。
(2009.06.28 109シネマズ川崎 シアター7)
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。