コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 3時10分、決断のとき(2007/米)

リメイク元との比較の話になって申し訳ないが、改変・追加部分は悉く成功しているように思う。
ゑぎ

 クリスチャン・ベイル父子の屈折さの強化、ピーター・フォンダのカリスマ性、酒場女ヴィネッサ・ショウを縦構図の遠景で登場させる画面造型。旧作でリチャード・ジャッケルが演じた役柄をベン・フォスターが見事に膨らませている。そして、ラッセル・クロウの悪役としての強さの増幅。そういった意味でも、ジェームズ・マンゴールドデルマー・デイヴィスに私淑して本作を作ったのではないと思える。(本当はどうだか知りませんが、)とても魅力的なプロット構成を、より良くリメイクすべきだと考えたのだ。リメイクとはこうあるべき、という姿勢ではないか。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (2 人)けにろん[*] 3819695[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。