[コメント] おとうと(1960/日)
役者の演技を楽しむという意味ではとても興味深い作品ではありましたが、何しろ負の感情に支配されてしまうので、精神衛生上あまりよくなかった。
弟のキャラがかなりウザく、また継母がいい具合に鬱陶しく、そして父親は張り合いがなく、どこまでも献身的な姉も見ていて歯がゆいという、なかなかにイラっとくる作品でした。しかしそこに見ごたえがあったのも確かです。特に継母を演じる田中絹代が素晴らしかった。言葉のイントネーションからしてムカつくくらい。
良かったのは画面の色。非常に印象的。ラストも良かった。そして岸恵子という方の美しさ。森雅之はお年を召してもなお凛々しい。
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08.06.16 記
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