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[コメント] アバター(2009/米)

最高の科学技術を結集したアトラクション映画の到達点であるかもしれないが、作り手の野心に人間らしい温もりを感じられないのが気にかかる。
Ryu-Zen

結局は軍事衝突、争い殺し合いの映画だ。

テクノロジーの進化は同時に暴力の巨大化を意味し、二つは常に表裏一体の歴史を歩んでいる。

エコロジカルデザイン的な惑星パンドラの存在、近未来の大量破壊兵器という巨大な暴力の介入。

どちらの描写も生き生きとしているが、後者の方がより力を込めて描写されているように感じた。

自然を守りたいが兵器も作りたい。矛盾にも程がある。

今後も加速するであろう技術革新によって何か大切なものが失われなければいいが...。

娯楽映画相手にこんなことを考えるのは大袈裟すぎるだろうか?

(評価:★3)

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