[コメント] 第9地区(2009/米=ニュージーランド)
アカデミー賞(作品賞)なんて獲れるわけがない。選考本数が10本に拡大されていなければノミネートすらされていなかっただろう。違うのだから、住む世界が、住む星が。美麗(醜悪?)なCGやアイロニーに騙されそうになるが、しょせん性根はB級なのだから。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ニール・ブロムカンプによるディテールとスケールの両立は、とても長編初監督とは思えない。ピーター・ジャクソンがサポートするのも納得だ。あるいは、ジャクソンのサポートがあったからこその両立だったのかもしれないが。
片手が「地獄先生ぬ〜べ〜」のように「鬼(異形)の手」になってしまうことや、リアリティのあるサイズのパワード・スーツの存在が男心をくすぐる。そして『3時10分、決断のとき』のような(ちょっと無理があるか? まあでも、当たらずといえども遠からずだろう)護送に、ラストは不器用なプレゼントでダメ押しときた。
『第9地区』は女人禁制。もしもアカデミー会員が男だけだったら、それもまともな教育受けてない男だけだったら、作品賞もあるいは獲れていたかもしれない。
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