[コメント] 悪人(2010/日)
後半の灯台のロケーションはかなりいい。眼下に広がる海を背景にしたカットが登場した際は、かなり感動したし、エンディングの夕陽の光にも涙が出そうになった。全体に笠松則通の仕事には感心する。
しかし、この灯台へ行ってからのシーンにクロスで繋がれる、柄本明と岡田将生のシーンや、樹木希林と報道陣とのシーン、或いは樹木希林が松尾スズキの事務所を再訪問する場面なんかが、ちょっと酷すぎて、甚だ興醒め、というか気分が悪くなった。気分を悪くさせることが眼目かも知れないが。とにかく一番の「悪人」は監督−李相日だろう。
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