[コメント] ザ・タウン(2010/米)
処女作『ゴーン・ベイビー・ゴーン』では特に銃の扱いに未熟さを感じたベン・アフレックの演出が、今度は見違えるほど進歩しており、まずは彼の持つ映画作りの才能、飲み込みの早さに敬服した。
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映画を見終った人むけのレビューです。
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多くの方が絶賛されたカフェでの刺青の演出も、冒頭の銀行襲撃の際、わずかな時間ながら、かなり強烈にその印象を残し切った伏線あってのこと。そのあたりの感覚が本当に素晴らしかった。
役者の適材適所な配し方や、昔の西部劇を想起させるちょっとした演出、特に悪党たちの死なせ方、スムーズかつ迫力満点のカーチェイスなど、見どころも十分。
物語の収束に関しては賛否両論あるだろうが、それ以上に映画自体を楽しめるという点でやはりこれはなかなかの秀作。
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