つまるところ、未来だけじゃなくて過去も変えちゃったんだねえ？

そんでもってさ、一番気になったのが；

主人公が自分のアイデンティが違うと確認するのに、自分のポケットから出した身分証にあった歴史の教師の中身ってどこへ消えたの？

これはハリウッド映画だからハッピーエンディングじゃないといけないという縛りでもあるのかもしれないけれど、やっぱり主人公は最終的にはあの生命維持装置の中で死なないといけないんじゃないかな？　残酷だけどね。

戦場で半分死んで、半分でさえ戦場とは呼べないけれどお国に捧げて哀れに死ぬ。　どうもラスト主人公がハッピーエンドのまま自分のこの世の分身を、誰かを葬って身代わりに生きていくようで、それが嫌というか。

私はＳＦマインドはないので、そのあたりで冷めてしまうわけだ。　

良くできた低予算娯楽映画としてはｏｋなんだろうけれど、やっぱり主人公じゃなくて、あの写真の歴史の先生があの幸福なラストシーンのフレームにいないと落ち着かない。

ま、低予算のわりに大健闘した作品ではあるので★３にするけど。