子供の頃、テレビで見た映画っつうたらこれだった。むちゃくちゃインパクトあった。

小学生には「いい映画」とか「おもしろい映画」とかっつう語彙もなく、「スケキヨ〜」「かあさん〜」とかひたすら叫んでおっかけっこした。また叫びでもしなければ記憶を振り捨てられないくらい、やたらおっかない映画でもあったのだ。

いま見返すと、テンポの良さやカットのキレ、高峰三枝子のキレっぷり、小学生が夢中になるのも当然のおもしろさなのであった。