[コメント] 横道世之介(2012/日)
いやあ、初めて三次元の女性に「萌え」ました、祥子ちゃん。
…っていうくらい、登場人物がなんだか現実離れしたキャラクターなのは、きっと現実ではなく彼らが大人になって思い出している光景だから。世之介の空気の読めなさや図々しさに、きっと嫌な思いをしたり幻滅したりしたこともあっただろうけれど、思い出すのはいいことばかり。説明過多でなく、余白を観客の想像に委ねるとても上品な映画で、個人的にとても「愛しい」作品になりました。
自分はプライドばかり高く、狭量で、とても世之介のような優しい人間ではなかったけれど、学生時代のもう疎遠になった友人に、失敗談のひとつも思い出して笑ってもらえているだろうか。もしそうなら、しあわせなことです。
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