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[コメント] 何がジェーンに起こったか?(1962/米)

晩年のベティ・デイビスの怪奇女優としての印象を決定づけた作品。
kawa

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







おそらくこの作品への出演、そしてオスカーノミネーションという成功が無ければ、『ふるえて眠れ』『老婆の家』『誰がわたしを殺したか?』『』などの、本作品以後一連に続いたサスペンス、ホラー、オカルト映画のベティ・デイビスの出演は無かったのでは...?

そう思わせるぐらいこの作品でのベティ・デイビスは印象が強烈でした。 アカデミー賞主演女優賞ノミネーションも納得の演技。

(※これには後日談があるそうで、本作品はベティ・デイビスジョーン・クロフォード2大女優共に主演扱いだったのに、主演女優賞ノミネーションは、ベティ・デイビスのみだったそうです。これに憤慨したジョーン・クロフォードは、他の候補者に当日出席できない場合、代理人として自分が代わりにオスカーを受け取る趣旨の手紙を送ったそうです。すると、候補者の一人、アン・バンクロフトが代理人願いを申し出たそうです。アカデミー賞当日、結果はアン・バンクロフトが受賞。代理人としてジョーン・クロフォードは見事アカデミー賞授賞式のステージで、オスカーをゲット。奇妙な形で雪辱を果たしたそうです。)

只、後で、「ふるえて眠れ」を見て、この作品のデイビスには、特殊メイクが施してあったことに気付きました。確かに、あのメイクは怪奇すぎました。

(評価:★5)

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