[コメント] ホワイトハウス・ダウン(2013/米)
ホワイトハウスというアメリカの象徴でもあるあの偉大な造形物をめちゃくちゃに壊したいフェティシズムを存分に満たしてくれる。それが目的であって、「バカ正義」は方法論。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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エメリッヒの手腕は、この「バカ正義」なのだと思う。
9・11以降の自己矛盾をはらんだアメリカの正義を、
嘘くさいプロパガンダに堕することなく、B級嗜好の演出と設定でパッケージングする力量。
下らなさと、真剣な愛(フェティシズム)の境界線上を行ったり来たりする才能。
カタルシスの畳み掛けがやはり尋常じゃない。
ラストの旗振ってる娘からの、「俺には撃てん!!」ミサイル仕舞う!!回避!!の怒涛の流れ。
ここで終わらず、そのあとの、大統領生きてたよん!!→裏切り者がお縄→
パパと娘がご褒美に大統領と一緒にご帰還→ホワイトハウスおたくの娘がよだれもんの興奮(ここ重要)→
パパの信頼回復。と。
ご都合主義というレベルを超越している。
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