[コメント] 四十九日のレシピ(2013/日)
誰とも血のつながりを持たなかった乙美(荻野友里)は、誰とでも係わり合うことで生きている実感、すなわち自立を手にした。血縁にしろ他人にしろ、永作博美と原田泰三夫婦のような依存は、心の蘇生を阻害することはあっても促進することなどない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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人との関わり方を死者に学ぶという設定に、いっさい湿り気を持ち込まないタナダユキの「善意」への確信的な達観が心地よい。未消化のままでのフラの投入が、映画に対して好意的な驚きにならず、唐突な違和を生んでしまったのが惜しい。
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