[コメント] ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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スコセッシ映画は分かりやすくて大好きです。好きですが、毎回長丁場な映画が多いので「めんどくさいな…」と思うんですが、観ちゃうとストーリーは分かりやすいしテンポもいいし「このシーンを見逃すとダメだぞ!」的な作りはしていないので、最後まで「ガーーッ」と観ちゃいます。あと毎回刺激的な内容を取り上げているのもいいですね。全部は観てないですが、たとえばマフィア物だったりとか、ギャンブル経営の裏側だったりと、僕と接点のない裏の世界を見せてくれます。今回はウォールストリートとタイトルにもついているので、株なんかよく知らないしなぁ…と思っていたら、冒頭からディカプリオが僕に向かって「お前みたいな馬鹿に難しい話なんかしねーよ」と訴えてくるんです。「今から馬鹿相手に株売りつけてやるから見てろ!」とディカプリオが強引に客相手にペニー株を売りつけていくんです。
さすがスコセッシだな!と感心して観てたんですが、途中から「ちょっとちょっと!」と突っ込みたくなる内容でビックリしました。主人公のディカプリオは腕利きの社長なんですが、相当のドラッグ&SEX中毒で、所かまわずドラッグきめては「最高だな!」と言い、部下とオフィスでドラッグを楽しく吸い回しているような恐ろしい会社で、周りの社員もみんな頭おかしくて会社に娼婦呼んでSEXしたりするんですよ。周りに女子社員がいるというの。さすがに時間と場所はわきまえろよ!とトイレではSEX禁止の張り紙が貼られたりと、AVビデオの企画物みたいな世界が繰り広げられます。実在の人物をモデルししていると言うけど「ホントかよ!」と思いたくなるシーンが続出です。前作が「ヒューゴの不思議な発明」とかいうらしくない映画(映画は観てない)撮ってたから安心しました。しかしスコセッシ映画でこんな大笑いするとは思ってなかったな。
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