[コメント] さすらいの二人(1975/仏=伊=スペイン)
《見えないもの》が見えてくる。
映画のガイドブックみたいなものを以前手にいれたことがある。何回も読んだのだが「長まわし」という単語が気になっていた。
「長まわし」ってそんなに有り難いものなの?普通気付かないんじゃあないか。そのテクニックについて何か格別なメリットも現在まで感じたことはなかった。
しかし、『さすらいの二人』は違う。ラストシーンに一体何分かけているのだろう。ハリウッド映画だろうがヨーロッパ映画だろうが年代を超えて受けたことのない感覚。監督は明らかに「見えないもの」を観客に伝えようとしている。そして私は言葉では正確に表現出来ない、敢えていえば情感のようなものをしっかりと感じた。
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