[コメント] クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(2014/日)
泣ける映画とは何だろう。☆3.5点。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ロボとーちゃん(藤原啓治)は自分を野原ひろしと信じて疑わない。観客もひろしがロボ化した悲哀を共有する。ところが事態は急変し、種明かしとして2人目のとーちゃんが現れる。子供たちにとっては2人のとーちゃんは2人共とーちゃん、否、一緒に居たロボとーちゃんこそとーちゃんな筈だ。だから本当のとーちゃんの出現に戸惑う。かーちゃんは躊躇せず後から来たとーちゃんを選んでしまう。子供とは違う基準でとーちゃんを選別しているのだ。
サンタクロースが居ないと知った時の顔、ヒーローものは作り物だと知った時の顔、田舎のお爺ちゃんはもう死んじゃったんだ、と知った時の顔、…大人の世界(実世界)が、子供たちの信じてきたものとは違うのだと教えなければならない時の悲しさ、切なさ、場の悪さ。素直に泣ける映画にはして貰えないものだろうか。…
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。