[コメント] インターステラー(2014/米)
なんだろう、嬉しくなるのは海の向こうに人が住んでいるのを知った喜びのような。☆4.8点。
しかしマイケル=ケインは最早荒涼たる寂寞への発射台と化しているな。
例えば『2001年宇宙の旅』や手塚治虫の「火の鳥」は、宇宙の果てに個人を置かなかったと思う。科学の先に超科学がありそれが神なのだという様に感じたものだ。
でも例えば『ノウイング(2009/米)』とか、間違ってなければ『コンタクト(1997/米)』なども最後には個人に帰ってくる様な描き方をしていた様に思う。違うかも知れないけど。
この映画、難しいけど大風呂敷をとんでもなくローカルに纏めてる点で、世界は個人の中に収束する、という後者に近いんじゃないだろうか。それは死を見て来た人間にとっては優しい事なんだよ。
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