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[コメント] ANNIE アニー(2014/米)

楽曲の力に頼るところが大きく、ストーリーをきちんと紡ぐ努力が足りない。ミュージカルとしても人物の動きがおとなしすぎる。
G31

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 動きがおとなしすぎる・・・では分かりにくいかもしれないが、要するに82年版ではちらほらあったパンチラがない(←オイ)。顔の可愛いらしさでは本作のローズ・バーンに引けをとらないアン・ラインキングが、スカートの裾もひらりと大胆に開脚してみせてくれたものだが・・・。(コホン、)それはともかく、タップもないし、人間にはこんな動きができるのかと思わせる大技や大技の連続がないので、ミュージカル映画としてはだいぶ物足りない。

 82年版では、両親は火事で死んだとされていて、だから里親であるハニガンのところにその遺品であるロケットの半片があると分かる。だが本作はそんな説明はないため、アニーの本当の両親はどうなっているのか、なぜあの偽夫婦がロケットの半片を持っているのか、まるで分からない。なにしろ通話記録まで存在しない。映画では触れられなかったどす黒い闇の世界がポッカリと広がっているような・・・。

 だが、メイン曲の使用頻度がこちらの方はかなり高く、聞いているうちにホンワカといい気持ちになってしまった。そんなもんだよね。

 教訓:パンチラは、ないよりあった方がいい(←コラ)。

80/100(15/02/04見)

(評価:★4)

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