[コメント] 裸足の季節(2015/仏=トルコ=独)
一言では言い表すことのできない映画。前半の、5人姉妹の「きゃっきゃうふふ」の幸せそうなテンションを保ったまま後半に突入し、彼女たちの運命を傍観者的に見ていた私はこの映画を語る言葉を失う。
本作のテーマは「自由への渇望」なのか、あるいは映画を通して現実の告発をしようというものなのか、考えてもなかなかわからない。
そもそも本作はハッピーエンドの映画なのだろうか?見終わって、ずしりと重たいものがある映画というわけではないと思うのだが、今となってはそれすらあまり確信めいたものもない。
重たい映画であるかもしれないし、原題のように束縛をとことん嫌い反抗する「野生馬」を見る映画かもしれない。
まさかこんな映画とは思いもよらなかったが、だからこそ映画を観ることは面白いともいえる。
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