道中出会ったサバイバル慣れしたグループや養豚農家のおじいちゃんに触発されて、即席イカダで川渡り、しかも雨降ってきたにも関わらずの無謀ぶりはやはり状況判断を誤ったダメ親父(笑) 一人流されウィッグ見つかりどうしたものかと泣き笑い(笑) そうそう、序盤まだブラックアウト前の家庭内描写に於ける親父の生返事&屁こきセット(笑) 家族単位の話なのでそれぞれの視点からも楽しめる懐の広さもある。 でもこれが眉間に皺を寄せてのスーパーお父さんが引っ張る映画だったらここまで楽しめなかっただろう。 あくまでロードムービーとして見ればこのくらい緩いほうがね。情けない男ってのに共感するし。 フツーにバラバラだった家族をひとつの共通体験を通じてこれまた緩〜く再生させた締め具合もいい。送られてきた２年半前の写真にはジ〜ンとしてしまった。それは約束を守ってくれた感謝と既に懐かしいあの頃に。 あっ、親父チャリ通勤になってる。分りやすく想定内なんだけどこういうひとコマも嫌みが無くていいね。

約二時間、これは省いていいんじゃ？って所が見受けられないほど全てのシーンが面白かった。久々の5点をつけてしまおう。