[コメント] スウィート17モンスター(2016/米)
否定されるべき人物が一人も出てこない。といって、安易さやあざとさもない。嫌味なく、嫌味な少女を好演するヘイリー・スタインフェルドの自然体が、自然体でいることの難しさと大切さを素直に納得させてくれる。彼女は、嘆きはするが、決して泣かないのだ。
なぜなら“可哀そうな自分バリア”のなかに引きこもりながらも毒を吐き続けるポジティブな足掻きが、彼女が世間とつながっているための、最後の死守すべき回路だったのだから。
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