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[コメント] 太陽の爪あと(1966/英)
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★3これは見応えのあるサスペンス映画だ。ラヴクラフト(+ダーレス)の雰囲気は殆ど残っていない(原作は未読なので、原作に忠実なのかどうかもわからないのだが)。海辺の、奇妙な習俗が残る、都会から隔離されたような村を舞台とするが、クトゥルフ的なものは登場しない。 [review] (ゑぎ)[投票]
★4これはむしろ夢野久作や香山滋の世界に通じる、なかなかしんみりとした余情を残す異人悲哀談。肝心の<不気味なもの>の登場まで、ゆうに1時間以上待たされるが、都会の新婚さんが荒っぽい下賤の男達の無知と不埒の洗礼を受ける前振りの部分が滅法面白い。C・ドヌーヴとJ・フォスターの良い処取りしたような清楚系のヒロインの妖精のような俤が、口外無用の奇禍に見舞われた一族の末裔という命運をえらく神々しいものに見せる (袋のうさぎ)[投票(1)]