[コメント] 我輩はカモである(1933/米)
マルクス兄弟の映画の個々のシーンの面白さ、インパクトの強さは、チャップリンのそれをも凌駕する。トーキーの申し子のようでいて、ちゃんとサイレント的な笑いも豊富
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
サイド・カーのギャグや三人グルーチョのシーンをはじめこれほど無意味に笑わせてくれる映画も数少ない!
マルクス兄弟の作品はすべて好きだが、本作は一番パワーがありなおかつ映画として一番まとまっている。3兄弟の映画には個々の面白さは期待しても、まとまりは期待していないのである意味奇跡的な事だと思う。
前かがみで舌が回り、よく動く目のグルーチョ、真面目な顔でトンチンカンな事を言い出すかと思えば、急に笑い出すチコ、サイレント的な笑いを担当するハーポ、それぞれの持ち味が最大限に発揮されて、もう腹がいっぱい。
3人が一緒に絡んでいるところも面白いが、僕はグルーチョとチコのトンチンカンな言葉のやり取り、チコとハーポのボケとツッコミのやりとり、3兄弟ではないがグルーチョとマーガレット・デュモントのやりとりも好き
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (4 人) | [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。