[コメント] KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016/米)
お母さんが顔から声から役処から岸田今日子そのもので面白かった。製作者の理想的な日本人像は岸田今日子なのだろうか。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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保守的な物語はまあご家庭向けということでどうでもいいのだが、人形劇自体も残念ながら愉しめなかった。大胆構図は最近のディズニーアニメにそっくり(予告編でしか知らないけど)だし、一瞬間があってから横穴から飛び出す、みたいな演出はジブリで御馴染み、既視感ばかり覚える。人形についてはこれではもうアニメであり、NHKの八犬伝で育ったものとしてはあのチープさが懐かしいばかり。ただ、人形に瞬きをさせないのは落ち着きがあっていいと思う。日本人の子供にアメリカン・ジョークを連発させるミスマッチは妙ちくりんだ。
最後の対決、相手のお爺さんはどう見ても中国の儒家であり、アメリカ資本が日中戦争をコーディネートしているげな印象で、やはりアジアの不安定は米国の国益なのだなあ、クボの三つの秘宝もアメリカから買わされた兵器なのかなあ、などといらぬことを考えた。
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