アンタも俺も煙草も、全ては無に帰す。しかしラッキーが言ったように、その「無」に微笑むことができたなら。それが幸福であり美であるのかなと思った。つまり幸せや美しさはそこに存在する「ある」ものではなく感じるものであり、、いいや、フィーリングでもない。つまり、もっと自発的な積極的な態度なのだ。いつか全て無に帰してしまう世界に対する自身の態度なのだ。無に対し微笑むことができれば世界はどれだけ美しいだろう、、生き餌だったはずのコオロギの音を聞いて眠る。