[コメント] 祖谷物語 おくのひと(2013/日) - 更新順 (1/1) -
御伽の国のファンタジーが限界集落のリアルと絶妙に組み合わせていて感慨がある。監督はゴダール好き、アントニオーニ好きに違いなく、オマージュとしての取り込み方も上等。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] | |
これにしてもかつかつの予算を何とか遣り繰りして撮り上げられたに違いないが、この恰幅のよさは貧乏臭い日本映画と一線を画す。ウェブ上で閲覧できる監督のインタヴューを何件か瞥見した限りでは影響源としてその名が挙げられているのを確認できなかったが、黒沢清的不穏が至るところに渦巻いてもいる。 [review] (3819695) | [投票(1)] | |
たっぷりと時間を使った冒頭のタイトルロールは、観客のリアル時間を徐々に山を流れるゆったりとした仮想時間へと導く。宮崎駿作品のヒロインのような身体能力の高さに裏付けられ、「斜面」を登り、降りる武田梨奈の身のこなしの美しくたくましいこと。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |