公開当初の各紙映画評が妙に褒めていて、ひょっとしてかなり面白いのかな、とは感じていた。「ともかく観て良かった」「DVDでなく劇場で」「絶賛も納得」「他人にも勧める」という論評が巷に溢れ出したので、「後で観るかも」と思っていた俺は、これはマズい、と急いで劇場に走った。… しかし時既に遅し、だったようだ。

映画自体は面白かったが、感心はあっても感動は無く、演技としては学生映画レベルだったと思う。違和感は、観た劇場がTOHOシネマズ新宿だった事によるのだろう。各館とも、上映回数も跳ね上がっている。

DVDで観るより映画館の方がいい映画ではあるとは思うが、席数は100席そこそこ迄が限度だろう。巨大スクリーンで満員の客と一緒に観る映画ではない。

とは言え、時折クスクス笑いが出ているのには感心した。ほう、ここで笑いを出す客というのがそこそこ居るのか、と寧ろ観客席の方に感心した。ゾンビ映画なのにね。