[コメント] 寝ても覚めても(2018/日)
ただし、その分焦点が発散してしまったようにも。
冒頭、朝子と麦が初めて向き合うのは川沿い、東京で亮平のオフィスがあるビルも川の近く、そして大阪の居宅のベランダから川を見つめるラスト、要所要所に川が登場するが然程執着した演出があるわけでもない。
或いは、震災や難病という要素が、わりと無造作に作劇に放り込まれるあたりも、何だか座りがよくないようにも感じられ、メインプロットも十分に風変わりなのだが、周辺要素含めた作品全体が予定調和を崩していてユニークといえばユニーク。
埼玉出身の東出昌大と、千葉出身の唐田えりかが繰り出すなんちゃって関西弁会話も不思議な趣きを添える。後日譚としての2人のスキャンダルが、どうしてもオーバーラップしてきてしまうのも避けがたい宿命。
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