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[コメント] ヨーロッパ横断特急(1966/仏=ベルギー)
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★4固有の欲情がスクリプターの非情なダメ出しから逃れ続け、むしろダメ出しが性欲をフィルタリングして、素性を失ったトランティニャンの辛み顔がスケベの焦燥に読み解かれていく。天然の入った記録係に事態に気づく素振りはないが、 [review] (disjunctive)[投票]
★3傑作ではないが映画史の貴重な記録。映画コンテンツの内と外が時空的につながるというアイデアはかなり斬新だったろう。繰り返され、やり直されるストーリーが映画のお約束をゆさゆさと不安定にする。これを演じる俳優たちの滑稽な大真面目さ。変態性は今となっては稚技だが、この部分の腐食がいちばん激しい。 (ジェリー)[投票]
★3各断片は面白いのだが、粗筋を直し続ける作者と登場人物の交錯という肝心の処が及び腰で半端。今や陳腐化したメタフィクション主題、当時は斬新だったたろうとは偲ばれるけれど。SMも半端。 (寒山拾得)[投票]