[コメント] 月曜日のユカ(1964/日)
一晩考えた。ある意味ユカは正しかったんじゃないかと。
「恋」も「愛」もカタチにして見ることは出来ない。でも、「恋」って言葉にすることが出来る。
「恋」:胸がキュンッとする。相手の事が頭から離れなくなり胸が苦しくなる。等など
「愛」:・・・・・・・・・
「愛する」ってどういうことだ?
これまで幾多の哲学者や詩人がそれこそ幾多の言葉で解析しようと挑んできた命題だろう。しかし、ここに至るまで的確な言葉で言い表した者はいない。(と思う・・)
ユカ親子が語る「愛するってのは相手を喜ばすこと」ってのも一理ある。彼女たちはソレを信じ実行してきた。それは「愛」をカタチとして見ようとしていたことに他ならない。
「愛」を安売りし連発するユカは、「本当の愛」がわかっていなかったっていうのが本作の言いたいことなんだろうけど、ユカほど「愛」について素朴に考え哲学的に究明しようとした者もいなかったんじゃないだろうか?
なにしろユカは「愛」のカタチを実際の目で見ようとした大胆かつ勇気ある者なのだから。
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