[コメント] バーニング 劇場版(2018/韓国)
フォークナーと牛舎の間で振幅する一貫しない知的態度には功罪がある。それは階級を媒介するために、女を属人的な窮地にはめ込むにあたり、社会問題を参照できる。町内会長とビニールハウスを繋ぎ、サイコの絵空事にスリラーの充溢を実装する。
しかし男の失意をその知的態度からは演繹できなくなるのだ。大沢たかお(スティーヴン・ユァン)のサイコな自然哲学は表向きかかる無分節を称揚するが、そのサイコ言動は秩序を希求して時に苛立ちを隠せない。
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