[コメント] ともしび(2017/仏=伊=ベルギー)
ランプリング四文字劇場・第3幕「ともしび」
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「まぼろし」「さざなみ」に次ぐ?ランプリング主演の「ひらがな4文字」映画。前2作はそれなりに面白く、邦題も主人公の心情をよく表していたと思う。
そして第3幕(別に続編ではありません)、夏木マリのドスの効いた予告編がとても印象的だった。が、ものすごく疲れた。とにかくセリフが少ない、ほとんどない。説明的な描写もほとんどない。そのなかでランプリング演じるアンナの「日常」を淡々と目で追うことになる。
実は夜勤明けだったので、夫が出頭するシーンを見逃してしまうという失態のおかげで、いったい「何の罪」だったのかが全く判らない。そしてアンナの罪とは?という予告編からの問いを探すのだが、私には全く見えなかった。会話らしい会話があった息子の家に行くシーン。アンナは取りつく島もなく追い返されてしまう。
冒頭から奇声を発するアンナ。(何かのセラピーかと思った)。この映画を見てなにか「ともしび」を灯すような印象のシーンが私には最後まで見つけられなかった。これは私の負け?
そういえば、やたらと「鏡」が映し出されていた。その「姿」をありのまま映す鏡。なにかの暗示だったんだろうか?
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