[コメント] 惡の華(2019/日)
世間へ向け「クソ虫」と罵詈し続ける玉城ティナの不遜で不器用な懸命さが、いつしか健気に見え始め、逃げに逃げてついに「空っぽの自分」に逃げ込む“主体性喪失男”の苦悩スパイラルに苦笑しつつ、その“青さ”から逃げようとする「自分」の狡さに気づく。
文字通り四方を山に囲まれた息苦しい街の閉塞感、そして、対比される房総の海のロケーションがいい。
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