[コメント] パヴァロッティ 太陽のテノール(2019/英=米)
たいへん豊かな伝記ドキュメンタリー映画だ。膨大な映像ストックがあったのだろうから、これぐらい見事な伝記映画を作ることができて当たり前かも知れないが、その大変さも思われる。
ロン・ハワードの仕事(主たる貢献)は何だったんだろう。沢山あるインタビューや、少ししかないが後撮りのカット(町の大俯瞰ドローン撮影とか)の撮影現場を仕切っていたのだろうか。ストック・フッテージを微妙に(大胆にかもしれないが)トリミングしたり、あるいは、フェードで繋ぐ、ディゾルブで繋ぐ等のディレクションをしていたのだろうか。いずれにせよ、実にスマートな、ワクワクする映像体験でもある。勿論、それはルチアーノ・パヴァロッティの人生に多くを拠っていて、後半(彼の後半生)のダイアナ妃との関係、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスとの共演、ボノに何度もアタックするエピソード等の面白さ、カッコよさが映画的だ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。