[コメント] 燃ゆる女の肖像(2019/仏)
互いの心根に思いを遣らず凝視する視線の強度が前半のサスペンスを規定する。それが恋に至る過程は観念的ではあるが女性の置かれた社会性への互いの反意がシンクロしたらしいことは判る。都合4人の女性のみが登場する作劇の簡潔はラストの無謬性に連結する。
(けにろん)
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